【ピンクリボン運動はどんな事をするの?イベントや活動内容】

 

ピンクリボン運動は世界規模で行われる、乳がんの啓発運動です。

「乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を促進する」ことを目的とした活動で、1980年代にアメリカで始まりました。

乳がんで家族を亡くした人たちが、こんな悲しいことを繰り返さないようにと願いを込めたリボンを作ったのが、この活動の本当の始まりだったそう。

このリボンをあしらった商品を頒布し、売り上げの一部を財団や研究団体へ寄付していくことで、

当時の一般市民をはじめ、政府機関の意識を変えていったと言われています。

 

もともと乳がん患者の多かった欧米では、1990年代にこの活動が急速に広まります。

日本では2000年に東京タワーがピンク色にライトアップされたことなどから、徐々に知られるようになり、

今では活動組織は多数あるそう。

中でもNPO法人「J.POSH」によるマンモグラフィー検診を受けることの奨励がよく知られており、

その他にも本格的な活動が各方面へと広がっていきました。

 

 

ピンクリボン運動はいつ頃どんなことが行われるか

毎年10月1日がピンクリボンデー。

10月をピンクリボン月間として、各地で様々な催しやイベントが行われていますね。

よく知られているのがウォークイベントや東京タワーのみならず様々な施設やビルのライトアップイベント。

乳がんの知識の普及と検診の推進を行い、早期発見の大切さを知るためのセミナーやワークショップ、

超音波・マンモグラフィで行われる乳がん検診なども行われています。

 

このようにあらゆる活動・イベントなどを通して、病気を正しく理解し、早期に発見し治癒すること、

命の大切さを広く訴えかけているというわけですね。

 

コロナ禍が収まらないため、スマイルウオークは残念ながら今年度も中止しますが、

Web上でシンポジウムなどを展開しますので、大勢の皆様のアクセスをお待ちしております。

 

今年のライトアップの日程・場所は以下のピンクリボンフェスティバルのホームページからご確認いただけます。

 

日本における乳がん予防

完治には早期発見が大切なカギを握るといわれる乳がんですが、日本女性が乳がんになる確率は11人に1人だそうです。

しかし早期発見で90%の方が助かるそうです。

実は日本の乳がん検診の受診率は、先進国の中で最低レベルなのだとか。

もともと乳がん患者の多かった欧米では乳がんによる死者数が減少しているにもかかわらず、日本ではその数が年々増えているそうです。

対策にはやはり、乳がん検診の受診と日頃からのセルフチェックが非常に大切だと言われているのですが、

日本では乳がん検診を受けているのは1/3ほどだそうで、

受診していない理由のほとんどが「きっかけがないから」とのことなのだとか。

 

しかし会社や各自治体では健康保険のサポートを受けながら検診ができることが多いですので

、ぜひ1年に一度、検診を受けておきたいところですね。

 

ちなみに30代では超音波検査が、40代では超音波検査に加え、マンモグラフィ検査を合わせて行っておくと安心だそうです。

また10代、20代の若いうちか、入浴時には月に一度ほど、触診によるセルフチェックを行う習慣をつけておくと良いですね。

 

まとめ

早期発見が重要と言われる乳がん。

万が一のことを考えると心配だとはいいながら、検診やセルフチェックをついつい怠ってしまいそうになります。

病気を理解し早期発見することで、完治する確率が格段にアップするとの事です。

日頃から正しい知識と意識を持って、あなたも月に1回、乳がんのセルフチェックを、はじめましょう!

大切な自身の体と向き合っていきたいものですね!

 

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