MCTオイルとは?そのメリットを徹底解析!!
MCTオイルの名前を、完全無欠コーヒーやバターコーヒーの名前と共に聞いた人もいるかも知れません。しかし、MCTオイルとは一体何なのでしょうか?
ここでは、MCTオイルについて、そのメリット、使い方、そして完全無欠コーヒーの作り方について紹介いたします。
MCTオイルとは何?
MCTオイルとは、ココナッツやパームに含まれる中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)からできたオイルを精製し、中鎖脂肪酸でできたオイル100%にした物のことです。
中鎖脂肪酸とは、普通の油(長鎖脂肪酸)の半分の長さの脂肪酸になります。長鎖脂肪酸の炭素の長さが平均16個なのに対し、中鎖脂肪酸は平均8個です。
MCTオイルのメリットは?
・素早くエネルギーになる
普通の油は吸収されると全身に運ばれて体脂肪として貯蔵されます。しかし、MCTオイルは吸収されると肝臓を通してすぐエネルギーとして分解されます。
MCTオイルがどれくらい早くエネルギーになるかというと、普通のオイルの約4倍の早さです。
・ケトン体を作る
これはケトジェニックダイエット(糖質制限ダイエット)をしている人に特にメリットです。脂肪はエネルギーになるときにケトン体という物質になるのですが、MCTオイルはこのケトン体になりやすいオイルとなります。
糖質制限をしていても、素早くエネルギー源が摂取できるという意味で、MCTオイルは強い味方です。
・満腹感を与える
オイルは高カロリーですが、MCTオイルはすぐにエネルギー源になることから、満腹感を与えてくれます。そのため、日々の食事や間食を抑えることができるのです。
・少量で高カロリーを得ることができる
MCTオイルは、オイルですので、1gで9キロカロリーのカロリーが取れます。ちなみにタンパク質、糖質は1gに付き4キロカロリーです。
病気などで食事が十分にとれない人のカロリー補給に役に立ちます。
MCTオイルはどう使えばいい?
・普段使いの油と置き換える
普段遣いの油と置き換えるだけで、満腹感が増し、食事量や間食が減らせます。普段の油と『置き換える』事が大事で、普段の食事に『足す』だけだとカロリーオーバーになってしまうことがままあります。
・運動前のプロテインに足す
MCTオイルは素早くエネルギーになります。糖質制限中に筋肉トレーニングをしたい、そのためのエネルギーを補給したい、というときにぴったりです。
ただ、このときもオイルを足す量は熟考しましょう。足しすぎるとカロリーオーバーになってしまうことがままあります。
・食事が十分に食べられない病人や高齢者の食事に足す
MCTオイルは無味無臭なので、いろいろな食べ物・飲み物に足せます。高カロリーかつ素早くエネルギーになるMCTオイルは、病人や高齢者にぴったりです。
完全無欠コーヒーの作り方
バターコーヒーとも呼ばれる、MCTオイルを使ったケトジェニックダイエット用のコーヒーの作り方。
材料:1人前
熱々のコーヒー(インスタントコーヒー):200ml
MCTオイル:大さじ1
グラスフェッドの無塩バターかギー:大さじ1
以上をよくまぜる。
※MCTオイルの代わりにココナッツオイルでお作りしてもおいしくできます。
※グラスフェッド=草のみを食べて育った牛のことを指す
※ギー=ヤギのミルクから作ったバターのことを指す
バターやギーはMCTオイルで代用できます。しかし、MCTオイルとギーをあらかじめバターコーヒー用に配合して売っている商品や、お湯に溶かすだけでバターコーヒーができる商品もあります。
まとめ
MCTオイルについてとそのメリットや使い方、完全無欠コーヒーの作り方について紹介しました。
MCTオイルはたくさんのメリットがありますが、あくまでオイルです。カロリーオーバーにならないように、上手に使用して下さい。