【この時期最適な干し野菜は、栄養価が高くメリットだらけです。】
干し野菜って?
野菜は洗って、水気を切り、必要があれば輪切りなどにカットし、ざるなどの上に並べて天日干しするだけ!
湿度の低い冬の時期は干し野菜作りに最適な季節。
水分が抜けて味が凝縮される以外にも、干し野菜が美味しくなる理由があります。
その一つは酵素の働きによって甘みが出ること。
野菜に含まれるアミラーゼという酵素は、天日で温められる事によって活性化し、でんぷんを分解してブドウ糖などの糖分を作り出します。
この糖分による甘みで、より美味しく感じられるようになるのです。
干し野菜のメリット
1、栄養と旨味が凝縮して栄養アップする。
し野菜にする事で、野菜に含まれるビタミンD・ビタミンB群・カルシウム・鉄分・ナイアシンがアップする。
2、長期保存が可能!
干して水分を抜くので、乾物と同じように長期保存できます。
干し野菜なら、常温でも数週間~半年ほど保存が可能です。
3、おいしくてヘルシー。
4、保存がきくので経済的
干し野菜に適しているもの、適さないもの
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干し野菜に適している野菜
大根・にんじん・ごぼう・レンコンなどの根菜
ピーマン・かぼちゃ・ナス・オクラ
しょうが・にんにくなど香りが強い野菜
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干し野菜にできにくい野菜
水分が多い野菜。
もやし・きゅうり・トマト
(但しトマトは種を取り除けばOK。)
干し野菜の作り方
野菜は洗って、水気を切り、カット並べて天日干しするだけ!
特別な道具は必要ナシ。
ベランダや出窓、庭のすみなど日の当たる場所ならどこでもOK。
干す際は次のポイント
- カラッとよく晴れた日に干す。日中10時~15時がベストタイム。
- 野菜は洗って、水気を切り、必要があればカットしておく。
- 通気性の良いざるや新聞紙などの上に間隔を空けて野菜を広げる。
干し野菜を使ったレシピ
そのまま食べても美味しい干し野菜ですが、焼いたり煮たり炒めたり、様々な調理法で楽しむことができます。
簡単なレシピ2点です。
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ひじきと切り干しだいこん、干し人参の煮もの
<材料 〈4人分〉>
芽ひじき・・・・・20g
切り干しだいこん・20g
干しにんじん・・・20g
油揚げ・・・・・・1枚
サラダ油・・・・・少々
・合せ調味料
だし・・・・カップ200CC
みりん・・・大さじ2
酒・・・・・大さじ2
しょうゆ・・大さじ2 ~2.5
<作り方>
1 ひじきは洗い、たっぷりの水につけてもどします。
2 切り干しだいこん、干しにんじんをさっと洗い、カップ1の水に約10分つけてもどします。
もどし汁はとりおきます。
3.油揚げはさっと熱湯をかけて油抜きし薄切りにします。
4. 鍋に油を熱し、(1)、(2)、を入れて、いためます。
(2)のもどし汁と油揚げ、調味料全て入れ、中火で汁気がほとんどなくなるまで煮ます。
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簡単干し野菜のポトフ
ポトフは生の野菜でもおいしいですが、干し野菜で作ると、
野菜のうまみが凝縮されていて、とってもおいしいです。
材料(4~5人前)
・ベーコ・・・100g又はウインナー:6本
・玉ねぎ・・・1個
・干し野菜
(大根、人参、かぶ、エリンギ、かぼちゃ、白菜、しめじ、シイタケ)などお好みで
・水・・・・・1000cc
・コンソメ・・(固形2個)
・塩胡椒・・・少々
・オリーブオイル
作り方
・野菜はお好みの大きさに切る。
・鍋にオリーブオイルを入れ、ベーコンを軽く炒める
・鍋に水とコンソメをいれ、野菜をいれ柔らかくなるまで煮る。
・塩・コショウで味を調え、ウインナーを入れて、再び煮立ったらできあがりです。
まとめ
干し野菜の基本は、野菜を切って天日干しするだけで、とっても簡単に作ることができるんです。
作ってみたいけどなんだか面倒くさそうなんて思っているかたは、電子レンジで作ってみてください。
手順としては、野菜をカットして水気を取り、お皿に並べ、レンジにかけるだけです。
ムラが出来てしまうので注意しましょう